コンビニで半年に1度、財布の紐を締めることなく、豪快にお目当てのおにぎりやスイーツを思う存分買う楽しみが私にありました。
周りのお客の引いた目線は一切気にならず、むしろ目線が集まることが快感だったほどでした。
こんなに豪快な買い方をしたのは理由がありました。
以前、入院中に外出許可をもらった私は、見舞いに来た友達と一緒に病院近くのセブンイレブンに行きました。
お金を持っていなかった私は、友達に「今は我慢しなさい、働くようになったら好きなだけ買うがいいさ」と言われ、「いつか見ていろ!」と悔しい思いをしました。
数年後、無事就職した私は、友人に悔しさを晴らす機会がやってきましたが、その友人に会うことはなく、悔しさが残りました。
自分でもみっともないと思えるようになった現在では、コンビニで大人買いすることを辞めました。
食べたいものを欲しいだけ買うのではなく、必要な分だけ買うことにした私のコンビ二ライフは、心から楽しい買い物に成長しました。